こんばんは、じゅにあです。
今回は、自分が最近ハマりつつあるマーベルスナップというデジタルカードゲーム(DCG)についての紹介兼レビュー記事を書いてみようと思います。
マーベルスナップとは、有名DCGハースストーンの元プロデューサであるベンブロードが手掛ける新作DCGで、iOSとAndroid、PCで遊ぶことができます。
先に自分なりの感想を簡単に書いてしまうと、運要素は少し強いものの、シンプルでプレイ時間も短いのにしっかりと駆け引きも存在していて結構面白いと感じました。
以下では、まずマーベルスナップの基本ルールを簡単に説明し、その後自分の感想を書いていこうと思います。
それではどうぞ!
マーベルスナップの基本ルール
まずはマーベルスナップの特徴と基本的なルールを説明しようと思います。
今作は名前にマーベルとついているとおり、カードやプレイヤーのアバターとして、マーベルのキャラクターが使用されています。
なので、マーベルファンの方がよりカードやアバターに愛着が湧くかと思います。
しかしながら、ゲームとしても良くできているのでマーベルファンじゃなくても問題なく楽しむことができます。
特にカードゲームやボードゲームが好きな人は一度は遊んでみても良いんじゃないかな。
自分も別にそこまでマーベルファンってわけではないけど、楽しくプレイできています。
今作はカードゲームなのでデッキを組んで戦うことになるのですが、デッキの枚数の少なさがまず一つの大きな特徴です。
その数なんと12枚!
普通のカードゲームってもっとデッキ枚数が多いのが普通で、例えば遊戯王なら(基本的に)40枚、シャドウバースも40枚、デッキ枚数が少なめのハースストーンでも30枚です。
これらと比較すると、マーベルスナップのデッキ枚数がいかに少ないかがわかると思います。
デッキ枚数が少ないことから予想がつくかもしませんが、このマーベルスナップ、一試合にかかる時間が短めで手軽に楽しむことが出来ます。
何故試合時間が短いのかと言うと、このゲーム長くても6ターン目には勝敗が決定するようになっているからです。
各ターンには制限時間もあるので、必然的に全体の試合時間も短くなるという寸法です。
試合時間が短いんだからゲーム性も単純なんじゃないの?って思うかもしれませんが、しっかりと戦略性も持ち合わせており、駆け引きを楽しむことが出来ます。
その辺の解説をする為にも、ここでゲームの基本ルールと進行について簡単に説明したいと思います。
まずは基本ルールから。
初期手札は3枚で、毎ターン最初にカード1枚ドローすることが出来ます。いわゆるマリガンは無し。
各カードには左上と右上に数字が書かれており、左上の数字はそのカードをプレイするために必要なコスト、右上の数字はそのカードのパワーとなります。
パワーについては後で説明します。
ターン毎に使えるコストは1から始まり毎ターン増えていき、余ったからと言って持ち越すことは出来ません。
まあこの辺はシャドウバースやハースストーンと同じですね。
各ターンにプレイヤーが行うことは、基本的にはカードを場に出すことのみなんですが、マーベルスナップではこの場に特徴があります。
画面中央にロケーションと呼ばれるエリアが三つあり、自分はロケーションの手前に、相手はロケーションの奥側にカードを置く事でプレイしていきます。
各ロケーションにはカードを置ける上限が決まっており、自分・相手共に4枚まで各ロケーションにカードを置くことができます。
この辺りに関しては画像を見た方がわかりやすいと思うので、試合中のスクリーンショットを貼っておきますね。
デッキの枚数が12枚なので、トークンとかがない限りデッキのカード全てを置くスペースはあるということですね。
まあ実際にはデッキのカードを全て置くという事はまず無いんですけどね。
ロケーションにカードを置いて何をするのかというと、各ロケーションに置いてあるカードのパワーの合計値の大小で、ロケーション毎の勝敗を競います。
合計値が大きい方がそのロケーションで勝利することができます。
で、最終的に三つのロケーションの内二つ以上で勝つ事が出来ると、試合に勝利することができます。
ロケーション毎の勝敗が一勝一敗一引き分けだった場合は、全ロケーションのパワーの合計値で競います。
それと同じだった場合は…どうなるんだろう?よく分かっていません。まあ中々そんなシチュエーションにはならないので、特に気にしなくても大丈夫。
基本ルールはこんなところかな。
続いてゲームの進行について。
このゲーム、通常のカードゲームのように自分と相手のターンが交互にやってくるわけではありません。
以下の行動を各ターン毎に同時に行なっていきます。
- カードを一枚引く。
- カードをロケーションにプレイする。そのターンに使えるコスト以内なら何枚でもプレイ可能。勿論、プレイしないことも可能。
- ターンエンドボタンを押す。
お互いターンエンドボタンを押すと、カードを公開するフェイズになって、どこにどんなカードを置いたかが公開されます。
この段階まで、このターンに相手がどこにカードを置こうとしているのかはわかりません。
なので、『このターン相手はこのロケーションにカードを置いてきそうだから自分はこっちに置こう』と言った読み合いが発生するわけですね。
こんな感じでカードを公開した段階でターンが終了します。
これを6ターン行い、2つ以上のロケーションで勝ちを収めたプレイヤーがその試合に勝利します。
なので、(基本的に)マーベルスナップでは6ターン目が最終ターンとなります。
ゲームが終了するターンが最初から決まってるカードゲームってちょっと珍しいですよね。
この辺もマーベルスナップはカードゲームと言うよりボードゲームっぽいなって感じた理由かもしれません。
以上がゲームの進行になります。
で、これだけで終わってしまうとただ強いカードを並べるだけのゲームで味気ないですか、多くのカードゲームと同様マーベルスナップもカード毎に効果が設定されています。
なので、効果を上手くいかせるようにデッキを組んだりプレイする必要があるってわけですね。
さらに、マーベルスナップではロケーションにも様々な効果があり、しかもロケーションの効果は毎ゲームランダムに決定されます。
後で述べますが、これにより他のカードゲームとはひと味もふた味も違うゲームに仕上がっています。
マーベルスナップに関する基本的な説明はこんなところですかね。
マーベルスナップを実際に遊んだ感想
ここからはマーベルスナップを実際に遊んで感じた感想をいくつか書いていこうと思います。
試合時間が短くて手軽に遊べる
まず最初に感じたのが、一試合にかかる時間が短く、手軽に遊びやすいなということです。
何せ6ターン目には試合が終わる上に、ターンごとの制限時間も長くないからね。
この試合時間の短さからくる独特のテンポの良さにより、ついもう一回!と遊んでしまいます。
また、6ターンで終わるという性質上、試合時間の目途がつきやすいのもいいですね。
特にスマホ版だと手軽にプレイできる関係上、外でプレイすることも多いと思うのですが、そういったときに試合時間の目途がつくのはありがたいです。
例えば、電車に乗っている時にプレイしているとして、乗り換えまであとこれくらいだからあともう一試合出来るなといった判断がつきやすい。
勿論、家でじっくりプレイするときも一試合のテンポが良いことにより、試合ごとの集中力が持ちやすいのは良い点です。
いずれにせよ、手軽さやテンポの良さというのはこのゲームの大きな魅力になっています。
コンボやデッキを考えるのが楽しい
デッキの枚数が12枚と少ない関係上、カード同士のシナジーやコンボというものが重要になるので、それらを考慮してデッキを考える必要があり、これがまた楽しい。
6ターン目までで9枚のカードを引ける関係上、狙ったコンボを達成できることが結構あるのでコンボありきでデッキを組むのが割と正当化されているとも思います。
また、後で説明するんですけど、このゲームカードの入手方法が少し変わっていて、カードの入手順が人によって異なります。
さらに、課金をしてガッツリとパックを剥いて一気にカードを集めるといったことも出来ないと思われます。
なので、所謂テンプレとか強デッキを組めない時期というのが割と長く、自分でデッキを考える重要性が高まっているとも感じました。
他のカードゲームでは強いデッキを拾ってきて使うことが多いのですが、久々に自分でデッキを考えてみたらやっぱりこれも楽しいなって。
カード集めが終わったころには結局似たデッキが多くなってしまうかもしれませんが、少なくともそれまでは色々なデッキを使う必要があり多様なゲーム体験が楽しめそう。
情報が出回るスピードが速すぎて、使われるデッキが固定化してしまうことに対する運営なりの回答なのかもしれませんね。
ロケーションにより毎回新鮮なゲームプレイが楽しめる
上の方でも述べた通り、ロケーションには固有の効果があり、しかもその効果は試合ごとにランダムに決まります。
このロケーションの効果というのが結構、というかかなり重要なのでロケーションについてもちゃんと考えてあげる必要があります。
しかも、ロケーションの効果って試合開始時に全て判明できるわけではなく、ターン1に左のロケーションの効果が判明し、ターン2には真ん中、ターン3に右側といった具合に時間差で判明していきます。
効果が判明する前のロケーションにもカードを置けるので、既に判明しているロケーションには置きたくないからまだ判明していないロケーションに置く、といった駆け引きも生まれてきます。
カードを置くことにより有利になるロケーションもあれば、置かない方が有利になるロケーションもあるのでこの辺は噛み合いもありますね。
ロケーションにより考えることが増えるし、多様なゲーム性を生み出すことに貢献してもいるんですが、若干運要素が増えるので苦手な人は苦手かもしれません。
自分は概ね楽しめています。
スナップによる駆け引きが難しい
マーベルスナップの対戦では、ランクポイントの様なものを賭けて試合をするのですが、通常より多くのポイントを賭けることができます。
それがスナップという機能で、スナップをした上で試合に勝つと多くのポイントをもらえる反面、負けてしまうと多くのポイントを失ってしまいます。
勿論相手もスナップすることができて、双方スナップした場合にはより多くのポイントがもらえます。
相手にスナップされたけど勝てないなと思ったときには撤退することもでき、撤退すると勿論ポイントが減ってしまうのですが負けるよりは少なくて済みます。
この辺の感覚はポーカーによく似ていますね。
なので、カードゲームとしてのゲーム体験とは別の駆け引きをすることもできて楽しいんですが、これが中々難しい。
自分は上手いことスナップを活かせていないし、撤退のタイミングもまだまだ下手です。
もっと経験を積んで上手くなりたいところ。
カードの入手方法が独特
これは良い点とも悪い点とも言えないんですが、カードの入手方法が独特です。
カードゲームではパックを開封してカードを集めるというのが一般的ですが、マーベルスナップではコレクションレベルというものを上げるとその報酬としてカードを手に入れることが出来ます。
カードのレベルを上げることでコレクションレベルを上げることができます。
カードのレベルとはそのカードの豪華さのようなもので、レベルを上げるとどんどんカードの見た目が豪華になっていきます。
見た目が変わるだけで、性能的な変化はないのでそこはご安心を。
カードレベルを上げるにはカード毎にブースターというものを集める必要があり、ブースターはそのカードをデッキに入れて試合をすることで集めることが出来ます。
少しややこしいですが、カードを手に入れる手順は以下の通り。
- 試合をする。
- そのデッキに入れていたカードのブースターが貯まる。
- ブースターを使用してカードレベルを上げる。
- コレクションレベルが上がり報酬としてカードが手に入る。
一気にカードを集めづらいなど否定的な意見もありそうですが、ゲームをプレイすれば自然にカードが集まっていくこのシステムは個人的には結構好きです。
この項目の冒頭でも書いた通り、良い点とも悪い点とも言いづらいんですが、マーベルスナップの特徴だと思ったので紹介してみました。
まとめ
ということで、今回は最近自分が良くプレイしているマーベルスナップに関する説明と感想を書いてみました!
短いプレイ時間ながらもしっかりと駆け引きを楽しむことが出来てかなり面白い作品だと思います。
テンポの良さから来る中毒性も結構高く、ついもう一試合!とプレイを続けてしまいます。
ルール自体は難しくなく、いろんな人が楽しめると思うので、気になった人は是非プレイしてみてください!
ではまた!
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