おはようございます、Jrです。
名探偵コナンの劇場版といえば、例年ゴールデンウイーク頃に公開されており、ある意味ゴールデンウイークの風物詩ですよね。
今年も例年通り公開されており、それが今回の記事タイトルにもなっているハロウィンの花嫁です。
そんなハロウィンの花嫁ですが、タイトル通りハロウィンの時期の物語を描いた作品となっています。
それもあってか、ハロウィン前後の10/28~11/7の時期にハロウィン再開上映と称して全国160の映画館で期間限定上映が行われました。
しかも、最終日の17:25からの上映では特別舞台挨拶も行われるという豪華仕様。
さらに凄いことに、舞台挨拶が行われたのは渋谷の映画館でしたが、このリバイバル上映が行われていた全映画館で同時中継も行われました。凄い。
自分はコナンファンなので、もちろん通常の上映期間にも観に行きましたが、作品としてとても面白いことと舞台挨拶に惹かれて、今回リバイバル上映にも行ってきました。
ということで、今回の記事では、ハロウィンの花嫁についての自分なりの感想を書いていこうと思います。
なるべくネタバレはしないように書くつもりですが、もししてしまったらごめんなさい。
ちなみに、舞台挨拶にはマスコミも来ていなかったらしく、詳細を書いちゃいけない気がするので、舞台挨拶の内容とかは書かないつもりなので、そのつもりでお願いします。
それではどうぞ!
ハロウィンの花嫁の個人的評価
細かい感想を書いていく前に、ハロウィンの花嫁に対する自分なりの評価というか、ざっくりとした感想を書いていこうと思います。
個人的にはこの作品めちゃくちゃ面白いと思っていて、何なら歴代最高傑作まであると思っています。
ただ、諸手を挙げておススメできるかというと実はそうでもないと思っています。
というのも、この作品、安室さん及び警察学校時代の安室さんの同期(松田刑事とかね)が物語に深くかかわってきます。
なので、これらのキャラクターをある程度知っていた方が物語を深く楽しめると思うんですよ。
もちろん、これらの登場人物にあまり馴染みが無くても楽しめないわけではないと思いますが、その場合この作品を最大限楽しむのは厳しいのではないかなと思います。
なので、この作品の自分なりの評価としては、
原作をある程度知っている人にとっては文句なく面白い!その反面、あまり詳しくない場合、楽しみきれないかもしれない
というものになります。
また、ミステリー要素は薄めなので、そこに期待すると少しがっかりするかもしれません。
ミステリーを楽しむというより安室さんたちのカッコよさを楽しむ作品だと思いましょう。登場人物のカッコよさはガチです。
以上がハロウィンの花嫁に対する自分なりの評価になります。
ちなみに、以前劇場版名探偵コナンのおすすめを紹介する記事も書いているので、良かったらそちらもどうぞ!
安室さんたち警察学校組がひたすらカッコいい
上の方でも書きましたが、今作は安室さんとその同期たちがひたすらカッコいいです。
同期の松田刑事、諸伏刑事、伊達刑事、萩原刑事は今作の時間軸では既に亡くなっているので回想シーンでの登場のみなんですが、その一つ一つがカッコいい。
ちなみに、この四人に安室さんを加えた五人の事を警察学校組と呼んだりします。
萩原刑事以外の四人が一緒に登場するシーンがあるのですが、
- 安室さんの身体能力の高さ
- 松田刑事の爆弾処理能力
- 伊達刑事の頼もしさ
- 諸伏刑事の用心深さ
がしっかりと描かれていて最高でした。諸伏刑事は用心深いってわけじゃないんですが、しっくりくる言葉が出てこなかった…。
また、このシーンでは萩原刑事は既に殉職しているのですが、松田刑事が萩原刑事の事を思い出す瞬間があり、そこもグッときました。
亡くなってはいるけど力をくれるといいますか。すごく好きな表現でした。
他にも、最後の方にコナン君と安室さんが会話するシーンがあり、安室さんが萩原刑事を思い出しながら寂しげな顔を浮かべて「別に…」っていうシーンがあるのですが、ここもめちゃくちゃ好きです。
何でなのか自分でも上手く伝えられないんですが、このシーンで涙が出ちゃいました。
これら以外にも、故人を想うシーンというのが多いというのも今作の特徴かもしれません。
過去に生きることはできないけど、もう会うことが出来ない人を忘れてしまうのではなく、時には想うことも大切だよというメッセージを受け取った気がします。
後付け感はあまり感じられない
今作では、松田刑事が捜査一課に配属されてから殉職するまでに起きたある事件というのが重要なカギとなってきます。
で、その事件というのは、原作で描かれたものではないので、ある意味では後付け設定と言えるでしょう。
とはいえ、原作に影響を与えるような後付けではないし、無理やり取って付けた様なものでもないのでそんなに問題はないかなと思います。
その事件の回想シーンが上で書いた萩原刑事以外の四人が同時に出てくるシーンで、正直後付けとかどうでもよくなるくらいカッコいいので問題なし。
また、回想シーンとして佐藤刑事と松田刑事がパトカーで会話するシーンがあって、これは原作にもあるシーンなのですが、少しだけ原作と異なっていました。
原作では松田刑事がガラケーを操作しており、直前に彼らが行っていたのは聞き込みでした。
一方、今作では松田刑事が操作しているのはスマホで、直前に行っていたのは自殺しそうな人に対する説得でした。
まあ気になるほどでもないんですが、微妙に違うなーって思ったりしました。スマホに至っては原作が連載されていた当時には存在すらしてなかったしね。
主題歌がとてもいい
今作の主題歌はBUMP OF CHICKENのクロノスタシスという曲なのですが、これがまた素晴らしい。
自分は正直バンプのファンってわけではないんですが、この曲に関しては本当にいいです。
メロディも勿論良いんですが、何より歌詞が素晴らしい。
もういなくなってしまった人への思いや、大切な人がいない世界で生きることの辛さ、そして何とか立ち直っていく様を描いた歌詞…な気がしています。
故人を想うシーンが多い今作に非常にマッチしています。
ハロウィンの花嫁に関係なくとてもいい曲だと思うのですが、今作がの数々のシーンが重なってさらに魅力的な曲になっているなと思っています。
東宝公式チャンネルが公開している特別ムービーを貼っておくので是非観てみてください。本当に最高です。
ちなみにクロノスタシスというのは以下の様な現象の様です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B7%E3%82%B9
代表的な例は、時計の針が止まって見えるというものらしいです。
思い出の中の世界は時計が止まっている、というのを表したタイトルなのかもしれませんね。
ミステリー要素は薄め
最後に少しイマイチだった点を挙げておくと、ミステリー要素の薄さですかね。
トリックらしいトリックもないし、犯人の目星も二択くらいまで絞れてしまいます。
まあ、爆弾が大きなテーマであるということもあって、事件としてはかなりテロ寄りなものになっているので、ミステリー要素を入れづらいというのはありそう。
犯人の目星についても、そもそも登場人物が多くないのでこれも仕方なさそう。
なので、ミステリー要素にはあまり期待しないで観ることをおすすめします。
ミステリー要素の薄さは今作のほぼ唯一と言って良いイマイチポイントですが、個人的にはそれを補って余りある面白さを持っている作品だと思っています。
まとめ
ということで、今回はハロウィンの花嫁のリバイバル上映を観てきたので、改めて感想を書いてみました!
個人的には歴代最高傑作まである作品だと思っているので、気になる人は是非観てみてください!
ではまた!
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