どうもこんにちは、Jrです。
今年は公開が延期になってしまいましたが、普段ならそろそろ名探偵コナンの劇場版が公開される時期ですね。
個人的にはコナンの映画はもはやゴールデンウイークの風物詩、さらには季語と言っても過言ではないのではないかと思っています。
そんなコナンですが、実は例年この時期(ゴールデンウイークの少し前、4月後半あたり)になると、Huluという動画配信サイトでほぼすべての劇場版過去作が配信されているのをご存じでしょうか?
Huluへのリンクはこちらになります↓
そこで、原作を全巻集めており、さらに劇場版も全作観ている(ここ数年は公開直後に映画館で観ている)自分がおすすめの5作品を選んでみました。
本当は全部おすすめ!って言いたいくらいなんですが、流石に23作(今年公開のものも合わせると24作)にもなると全部見たら結構な時間がかかってしまいますしね…。
各作品の紹介では、Amazonへのリンクも貼っておいたので、興味のある作品がありましたらこの機会に是非どうぞ!
なお、以下のおすすめは完全に自分の主観に基づいているので、そこのところはご了承ください。
また、ランキング形式にはしなかったので、掲載順はおすすめ順というわけではないこともお断りしておきます。
それではいってみましょう!
天国へのカウントダウン
まず最初におすすめするのは劇場版第5作目『天国へのカウントダウン』となります。
この作品の主な特徴をざっくりと挙げると
- 黒の組織劇場版初登場
- 物語の舞台は高層ビル
- もはや灰原さんがメインヒロインで灰原さんかわいい
- 少年探偵団大活躍
- 園子がいつもと違う髪型になるシーンがある
- 灰原さんかわいい(二回目)
と言ったところでしょうか。
これらのうちいくつかについてもう少し掘り下げてみます。
黒の組織初登場!物語のいいスパイスになっている
先ほども述べた通り、本作は黒の組織が劇場版に初登場した記念すべき作品になります。
これ以降の作品において黒の組織が登場するときは、黒の組織が中心となって物語が進むことが多い印象があります。
もちろんこれ自体が悪いなんてことは全くないんですが、このパターンだとどちらかというとミステリー要素が薄くなってアクション要素が強くなりがちです
なので、ミステリーを楽しみたい!って時にはうーん…ってなってしまうこともあるかもしれません。
その点本作は、本筋の殺人事件もしっかりしつつ、黒の組織が要所要所で絡んでくる形になっており、物語に深みが生じています。
黒の組織が出ることによって独特の緊張感が出てくるのもいいですよね。
少年探偵団大活躍!みんなに見せ場がしっかりとあります
これは本作に限ったことではないのですが、少年探偵団がいい感じに活躍します。
しかも、他の作品では『探偵団』のくくりでみんなで一活躍みたいなパターンが多いと思うのですが、本作では一人一人がそれぞれきちんと活躍するシーンがあるのが素晴らしい。
あまり書くとネタバレになってしまうので、詳しくは書けないのですが、例えば歩美ちゃんのおかげで探偵団一同がビルから脱出できたり。
主にラスト付近で大活躍するので、最後まで楽しめると思います。
灰原さんがヒロイン
本作の性質上必然的なところもあるのですが、今作では灰原さんの扱いが大変優遇されています。
自分は基本的に灰原さん派なのでこの時点でこの作品の評価爆上がりですね。
他の人に心配をかけまいと気丈にふるまうところや、自分を犠牲にしようとすることろなど、彼女の人間性が垣間見える作品になっていると思います。
なので、灰原さんファンには特におすすめできる作品です。
個人的な思い出
これは全く作品に関連する話ではなく、個人の思い出になってしまうのですが、この『天国へのカウントダウン』は自分が初めて劇場で観たコナン作品でもあります。
爆発シーンやラスト付近の脱出シーンなど、子供ながらにかっこいいなー!と感動した記憶があります。
そういったわけで若干の思い出補正もかかっているかもしれませんが、おすすめできる作品であることに間違いはないので観たことない人やまた観たくなった人は是非!
こんな人におすすめ!
天国へのカウントダウンは、特にこんな人におすすめです。
- 灰原さんのファン
- 少年探偵団のファン
- いつもと違う髪型の園子を見たい人
ゼロの執行人
続いてのおすすめは劇場版第22作目『ゼロの執行人』です。
安室さんがかっこよすぎてファンになる人続出(自分調べ)な本作ですが、その魅力をいくつか挙げてみます。
- あまりにも安室さんがかっこいい
- 公安警察へスポットを当てたストーリー
- 信念とは果たして何なのか
それぞれ見ていきましょう!
安室さんがかっこよすぎてみんな彼女になってしまいます
本作のキーパーソンは安室透という原作でも準レギュラーなキャラなんですが、とにかく彼がかっこいい!
言動、推理力、発言すべてがかっこいいし何ならビジュアルや声優さんまで素晴らしかったりします。
特に終盤に「僕の恋人はこの国さ!」って言いながらアクセルを踏むシーンがあるのですが、このシーンが本当にやばい。日本中の女性が安室さんの彼女になったシーンかと。
安室さんファンの方で、もしまだ観ていない方がいましたら絶対観てください。確実に損をしています。
公安にスポットを当てたストーリー
安室さんが公安警察に所属していることもあって、本作は公安にスポットを当てたストーリーとなっています。
『相棒』などのミステリードラマでは割とフィーチャーされることも多い公安ですが、意外とコナンにおいて主題となったのは今作が初めてじゃないかな?
そういう理由もあってか、何となくミステリードラマ的な雰囲気がある作品に仕上がってると感じました。
もちろんコナン独特のトンデモ要素もあるのですが、ミステリー要素を期待している人にもおすすめできる作品になっていると思います。
信念について考えさせらる物語
本作では、真実を暴くことを第一に考えているコナン君と、国を守ることを最重要任務としている安室さんの似ているようで微妙に異なる立場がそれぞれ描かれています。
それにより、信念とは何か、信念を貫くためにはどんな犠牲を払っても構わないのかなど、『信念』について考えさせられる作品となっています。
本作のキャッチコピーである
真実を暴く者VS正義を貫く者 魂がぶつかり合う極秘任務(シークレットミッション)ミステリー
はかなり今作の特徴を述べている素晴らしいキャッチコピーになっていると思います。
こんな人におすすめ!
ゼロの執行人はこんな人におすすめです。
- 安室さんのファン
- 安室さんの魅力を知りたい人
- ミステリードラマ好きな人
異次元の狙撃手
次のおすすめは劇場版第18作品目『異次元の狙撃手』になります。
最近のコナンの準レギュラーキャラになっている世良真純の劇場版初登場作品でもある今作の魅力をいくつか挙げてみます。
- 世良真純や多くのFBIが劇場版初登場
- 沖矢スバルがかっこいい
- タイトルが秀逸
それではこれらについてみていきましょう
多くの準レギュラーキャラの劇場版初出演作品
本作は狙撃が一つのテーマになっている作品であり、それに関連して、多くのFBIキャラが出てくる作品でもあります。
例を挙げると、
- 赤井秀一
- ジョディ先生
- キャメル捜査官
- ジェイムズブラック
が劇場版初登場となります。
さらにこちらはFBIではありませんが、女子高生探偵の世良真純や沖矢スバルも本作が劇場版初登場となります。
彼らは原作やアニメファンとしてはお馴染みのキャラですけど、劇場版に出たのは意外と最近なんですね。
…と思って調べてみたところ、異次元の狙撃手の公開年はなんと2014年でした。全く最近じゃないですね…。月日が経つのが早すぎる…。
ラストシーンの沖矢スバルが非常にかっこいい
これはネタバレを多分に含む話になってしまうので詳しくは書けないのですが、ラストシーンにおけるスバルさんがめちゃくちゃかっこいいです。
端的に言うと、スバルさんが狙撃するシーンなんですが、その後のセリフもあって当時はとても興奮したことを覚えています。
スバルさんってやっぱりあの人だったんだ!!
ってなりましたね。
タイトルと物語の繋がりが秀逸
本作のタイトルにもなっている『異次元』というワードですが、物語が進むとこれが何を意味しているのかが判明します。
どこから見て、どういう意味で異次元なのかがわかった時に、
あ、そういう意味だったんだ!なるほど、納得!
となること請け合いです。
個人的な意見ですが、歴代の作品の中でもタイトルと作品の一致感が一番高いと思います。
こんな人におすすめ!
異次元の狙撃手は、特に以下のような人におすすめです。
- FBIや世良真純、沖矢スバルのうち誰かが好きな人
- タイトルの意味を知ってなるほど!となりたい人
世紀末の魔術師
お次のおすすめ作品は、劇場版第3作目『世紀末の魔術師』になります。
基本的に今回のおすすめはランキング形式ではないというのは前述の通りですが、個人的なお気に入りランキングではこの世紀末の魔術師が2位で次に紹介する作品が1位になります。
そんな世紀末の魔術師ですが、次のような魅力があります。
- 怪盗キッド初登場
- エンディング曲がかっこいい
正直この作品に関しては怪盗キッドが全てみたいなところがあるので、主に怪盗キッドの魅力について書いてみたいと思います。
怪盗キッドがあまりにもかっこいい
そもそもの物語が怪盗キッドから予告状が届くところから始まり、怪盗キッド対コナンの構図で物語が進んでいきます。
しかし、怪盗キッドが途中で退場してしまい、そのまま終わるのかと思いきやラスト付近でコナンを助ける形で再登場。
ラストシーンでは、実はとあるキャラに変装して物語に出続けていたことがわかります。そして、最後に鳩とともに消えるシーンがあるのですが、それが本当に美しいです。
どのシーンがかっこいいとか書くのも野暮に思えてくるくらい魅力たっぷりなので、ぜひ見てください。
また、主題歌はB’zの『ONE』で、これも非常にいい歌ですね。まあこれに関しては単純に自分がB’zファンであるってこともありそうですが…。
こんな人におすすめ!
基本的にコナン好きならどんな方にも観てほしいのですが、特に
- 怪盗キッドファン
の方なら必ず楽しめると思うので、ファンの方は是非!
ベイカー街の亡霊
最後のおすすめ作にして、自分の一番お気に入りの作品が劇場版第6作品目の『ベイカー街の亡霊』になります。
本作の魅力は
- 仲間が次々と倒れていくサバイバル感
- アイテムを使わず推理力で勝負
- 工藤優作の活躍
の三点になります。それぞれ見ていきましょう!
仮想現実を舞台にしているからこそできるサバイバル劇
本作では、コナンや少年探偵団、蘭はゲームの世界に入り込み、19世紀末のロンドンを舞台に物語が進んでいきます。
ちょっと説明が難しいんですが、集団で一つのゲーム世界に入っている状態…とでもいうんでしょうか。
とりあえず、現実世界が舞台ではないこともあって、仲間たちが次々に倒されていきます。ゲーム中での死亡ですね。
これはゲームの世界が舞台と言う設定のおかげで実現できていることかなと思います。ちょっとメタいけど、劇場版で主要なキャラを殺しちゃうのまずいですしね。
コナンって基本的に殺人事件はしょっちゅう起きるので、モブキャラが死んだところで、
あ、今回の被害者はこのキャラね
くらいの感想になりがちなんですが、今作では主要キャラの死により、命の重さが普段より増しているのではないかと思います。
ゲームを舞台としたことで主要キャラが次々にやられていくという状況を実現でき、これによりコナン君が確実に追い詰められていっている感じや、命の重みが伝わってくる作品になっています。
推理力だけが武器
これは先ほどの話と少し被るところもあるのですが、ゲーム内では博士の開発したチートアイテムが使えないといったルールがあります。
これにより困ったら麻酔銃やキック力増強シューズ…といったいつものパターンが使えなくなっています。
つまりコナン君の武器は持ち前の頭脳だけ、ということです。
これが何をもたらすかと言うと、チートアイテムでごり押せないため、必然的にミステリー要素が強くなっているんですね。
コナン君の推理力が光るシーンも多く、アイテムが使えないという制限は確実に本作の魅力になっていると思います。
工藤優作がかっこいい
前述の通り、コナンたちはゲームの世界にいるのですが、実は現実世界でも殺人事件が起きていて、現実の事件の調査とゲーム内の仮想世界、二つの世界の物語が同時に進んでいきます。
そして、現実世界の事件の調査をしているのが工藤優作、コナン君のお父さんになります。
コナン君以上の推理力で調査を進めていく様はかっこいいし、なによりラスト付近にお父さんがゲーム世界に現れるのですがそれがめちゃくちゃカッコよくて…。
工藤優作がここまで活躍する作品ってあまりないので、お父さんファンの方は必見です!
こんな人におすすめ!
文句なしに名作なので、コナンが嫌い!って人以外はどんな人にもぜひ見てほしいです。
おわりに
ということで今回は劇場版名探偵コナンのおすすめ作をまとめてみました。
こう見てみると最近の作品と昔の作品を割とバランスよく紹介できたかなと思いました。
これだけ長い間続いているのに最近の作品もクオリティが高いのは本当にすごいことだよなーって改めて思ったりもしました。
あまりネタバレをすることもできないし、ちょっと忘れている作品もあったので魅力を伝えるのが中々難しかったですが、興味を持っていただけたら幸いです。
自分もまた見直すと思うので、随時加筆修正する予定です。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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