マジックの現象による分類を考えてみる。プロット作りに役立つかも?

マジック

どうもこんばんは、Jrです。

ここ数日は数学関係の記事ばかり書いていたので、たまには違う話題で記事を書いてみようかと思います。
もちろん数学関係の話題もまだまだ沢山あるのですが、このブログでは自分の好きなことを色々書きたいと思っていますしね。

というわけで、今回はマジック関連の記事となります。
マジックやフラリッシュ関係の記事も書きたいと思っていたけど、実際に書くのは何気に今回の記事が初めてですね。

で、今回の記事の内容ですがタイトル通り『マジックの現象による分類』を考えてみたいと思います。

いや、どちらかと言うと『マジックではどのような現象があるか』についての考察の方が近いかも…?

まあいずれにせよ!
このようなことを考えてみるのは、自分で手順を考案しようと思ったときに非常に役に立つと思います。

複雑な手順もいくつかの現象の複合であることが多いですしね。

また、手順までいかなくても現象だけでマジックになることもあったりしますしね。

とまあそんなわけなので、分類をしてみましょう!

出現

まず一つ目の現象は出現です。マジックの現象としては定番ですね。

例えば何もないところからコインが現れたり、風船を割ったらワインボトルが出てきたり。スポンジボールが増加したりするのもここに分類されるかな。

カードマジックだと純粋な出現のマジックってあんまりないかなぁと思ったりします。
ステージやサロンでは空中からカードを取り出したりするマジックを見たりもしますけど、クロースアップだとあまり見ないかなぁと。

しいて言うならフォーエースプロダクション辺りがクロースアップでの出現系カードマジックになるかな?
これは、四枚のAがポンポンとテンポよく現れるトリックで、例えばこんな手順があったりします。

自作の4Aプロダクション。一つ一つのハンドリングがひどいし、四枚目があまりにもイマイチ…。

一応この手順は自分で考案したものになります。一つ一つのテクニックは別の方のものですけどね。

出現系のマジックは、その性質上オープニングにやったりするとよかったりしますね。
例えば何もないところからコインが出てきたりしたら『掴み』としてはばっちりですしね!

消失

続いての現象は消失です。
これは出現と対をなす現象で、物が消えるという現象です。まあ読んで字のごとし。

マジックの例としては、握ったコインが消えるとか、ビリヤードボールが消えたりとか、デック(トランプの一山の事)が消えたりとか。

出現と対をなすということもあって、手順の中で出現と組み合わせられることが多かったりします。
例えばコインマジックの手順で一枚のコインが消えたり現れたりを繰り返すのを見たことがあるかもしれませんが、ああいった手順ですね。

また、これもある意味で出現と対照的なのですが、消失系のマジックは一番最後に行うトリックとしても優れています。

例えばカードマジックを行った最後にデックごと消してしまえば中々インパクトのある終わりになります。

移動

次の現象は移動です。
先ほどまであるところにあったはずの物が、気が付いたら別の場所に移動しているという現象ですね。

あるいは、浮遊や念力もある意味ここに含まれるかも?その場合は、本来動かないはずの物が勝手に浮いたり動いたりする現象でしょうか。

具体的には、コインが手から手へと移動したり、カードが一枚ずつ一か所に集まったり、お札が宙に浮いたり独りでに動いたり。

純粋な移動現象としてはコインでもカードでも定番のプロットですね。例えばコインならスリーフライやコインアクロス、カードならオープントラベラー等々。
これらが具体的にどんな現象なのか説明することは省略しますが、いつか実演動画を載せられたらなと思っています。

また、特に浮遊に関しては、クロースアップでもステージでも人気のテーマだったりします。浮くはずないものが浮くというのはものすごいインパクトですし。

移動現象の例として、指輪が指から指へと移動するトリックを載せておきます。
なお、このトリックはzach heathのcircuitというトリックになります。

circuitの実演。二回目がちょっともたもた…。

貫通

お次の現象は貫通です。
ある物があるものを貫通して、しかもお互いに傷がついていないという現象ですね。

例えば、二本の輪ゴムがお互いに貫通したり、ペットボトルのキャップがペットボトルを貫通し内側に入ったり、二つの金属製の輪っかがお互いにリンクしたり外れたりといった現象が有名でしょうか。

また、カードマジックとしては、デックの真ん中に入れたカードが一番上に上がってくるアンビシャスカードという現象が有名ですね。自分も大好きなトリックの一つです。
アンビシャスカードは非常に人気のあるトリックなので、多くのバリエーションが存在していますが、その中でも最もスタンダードと思われる手順を載せておきます。

アンビシャスカード。だいぶ下手にはなったけど、よくやっていたトリックなのでまだ見れるかな…。

変化

続いては変化です。
これは文字通りあるものが別のものに変わってしまう現象で、カードでもコインでも定番ですね。

例えばカードだとカラーチェンジと言って技法群があって、これは手をかざしたり弾くだけででカードが変化するものです。
とてもビジュアルでインパクトもあるので、非常に人気があります。

カラーチェンジの例を二つほど載せておきます。どちらも出店をド忘れしてしまったので、調べ次第追記します。

カラーチェンジ2種。インパクトはあるかなと。

また、コインでも銀貨から銅貨へ変化したり元に戻ったり、さらにはチャイニーズコインに変化したりする手順がよくあります。たしかスペルバウンドって言ったかな。

クロースアップでは割と手軽にできてビジュアルなので人気がある印象です。

復元

これが(大まかな区分としては)最後の現象になる復元です。
壊れたものやバラバラになったものが元に戻る現象ですね。

例えば、破ったお札やカードが元に戻ったり、表裏ごちゃ混ぜにしたカードが一瞬ですべて同じ向きに戻ったり、ちぎった輪ゴムがつながったりですかね。

実は復元に関しては自分があまり演技しないこともあって、あまり詳しくはないんですよね…。
できるとかっこいいのは間違いないんですけどね~。

おまけ:その他いくつかの現象

ここでは独立した現象としてはあまり例が思い浮かばなかったり、分類が難しい現象を二つほど紹介します。

一つ目は脱出マジックです。

クロースアップではあまり見かけないですが、ステージでは定番のマジックですね。例えば手錠をした状態で水槽に入ったマジシャンが手錠を外して水槽から出てきたり。

これに関しては本当に知識がないので、自分もただすごいなーって眺めることしかできないです笑。
まあ実際、マジックを見る時の姿勢としては、純粋に楽しんで、すごいと思って観るのが一番楽しめると思ったりもしますけどね。

で、二つ目がカード当てです。相手が選んだカードを何かしらの方法で当てるというあれですね。

この現象って割とカードマジック独特の現象な気がしたので、ここにまとめてみました。
カードマジックのある意味代表とも言える現象なので流石に触れないわけにもいきませんしね。

おわりに

というわけで今回はマジックの現象をいくつかに分類し、いくつかの現象には例として実演動画も載せてみましたがいかがでしたでしょうか?

部屋が汚かったり、カードも少し使い古しているので、お目汚しになっていたら申し訳ありません…。

もちろん冒頭でも述べたように、多くの手順が単独の現象ではなく、いくつかの現象の複合から成り立っているわけですが、一つ一つの構成要素を見てみるとどれかの現象に当てはまることが多いのではないかと思います。

そういった観点を持って現象をまとめたり見つめたりすると、新しい手順を思いつくきっかけになるかもしれません。
この記事がその役に少しでも立てばいいなぁと思っています。

それではまた別の記事でお会いしましょう。

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