おはようございます。じゅにあです。
最近私が働いている会社で『ストック型ビジネス』を強化していきたいという話が出ていましてね。
個人としても何かストック型ビジネスを行うことができればとても素晴らしいのではないか?と思い至りました。
そこで、今回はそもそもとして個人でできるストック型ビジネスってどんなものがあるのか、実際問題個人でもできるのかを考えてみようと思います。
それではどうぞ!
そもそもストック型ビジネスって?
まず最初に、そもそもストックビジネスってなんだっけって話をしようと思います。
フロー型ビジネスとストック型ビジネス
ビジネスの分類の一つとして、フロー型ビジネスとストック型ビジネスというものがあります。
それぞれ簡単に説明すると、以下のようなものと言えるでしょうか。
- フロー型ビジネス
- 自分が行ったタスクに対して報酬が発生する。基本的に報酬は一度のみ発生。
- ストック型ビジネス
- 自分が作成した成果物に対して報酬が発生する。一度作成した成果物に対して何度も報酬が発生(する可能性がある)
これだけだとわかりづらいので、いくつか具体例を挙げてみましょう。
例えば文章を書く仕事を考えてみます。
どこかのメディアと契約を結び記事を書く、という仕事をした場合、基本的に報酬は執筆料という形になると思います。
つまり、記事を書いて納品した段階で報酬が発生し、報酬の発生タイミングはその一回のみということですね。
もしかしたら記事への反響とかで追加報酬とかもあったりするかもしれませんが、ここではそのようなものは考えないものとします。
一方、自分のブログで記事を書き、その記事から何らかの広告収入が得られるという場合を考えます。
この場合、記事へのアクセス数やアフィリエイト広告を掲載していた場合、クリック数や契約数等に応じて収入が変わってきます。
当然アクセス数やクリック数に応じて発生する収入の大小はありますが、一度書いたらそれで終わりというわけではないというのがフロー型との大きな違いです。
書いた記事がどんどんストックされていき、将来的にも収益を生み出す(可能性がある)わけですね。
このように、自分が制作した成果物がどんどんストックされていき、将来的にも自分への収益を生み出すビジネスをストック型ビジネスといいます。
すごく大雑把に言うと、成果物に対して一度だけ報酬が発生するのがフロー型、成果物がストックされていき何度も収益を生み出すのがストック型って感じです。
ストック型ビジネスの強みと弱み
上でも紹介した通り、ストック型ビジネスでは成果物がどんどんとストックされていき、その成果物に価値がある限り収入を生み出してくれます。
これはストック型ビジネスの大きな利点というか強みだと思います。
なんせ一度コンテンツを作ってしまえば放っておいても収入が発生するわけですからね。かなりすごいことです。
ただ、大前提として、成果物が価値のあるものである必要はもちろんあります。そして、この大前提を満足するのがとても難しいわけです。
ブログで例えると、いろんな人の役に立ち、何度も閲覧される記事を書くことができれば、その記事は収入を生み出し続けてくれるでしょう。
一方、全然読まれないような記事からは当然ですが収入は発生しませんよね。
他の例としてはYouTubeもわかりやすいかもですね。
色々な人が楽しめて何回も再生される動画を作ることができたら、その動画は収入を生み出し続けてくれるけど、全く再生されない動画は当然収入を生み出してくれません。
こんな風に、価値のある成果物(上の例では記事や動画)をキチンと生み出すことができれば、その成果物がどんどんストックされていき、半自動的に収入を生み出してくれる。
これがストック型ビジネスの強みですね。
そして、上の例でも明らかなように、価値のある成果物を作れなかった場合、いくらストックしていっても収入にならない可能性があるのがストック型ビジネスの弱みだと思います。
つまり、何でもいいから闇雲にストックしていっても収入にはなりにくいよねってことで、この辺は自分も実感しています(とほほ…)
個人でできるストック型ビジネス
上手く価値のあるコンテンツを作れるのかという問題は確かにありますが、それでも個人的にはストック型ビジネスって結構魅力的なものだと思っています。
上手い具合に価値のあるコンテンツを作れた時の恩恵が大きい上に、ランニングコストや初期投資があまり必要ないものが結構多いというのがその理由ですね。
ということで、以下では個人でできるストック型ビジネスの例をいくつか挙げてみようと思います。
ブログ
まず一つ目が、ストック型ビジネスの多分定番中の定番、ブログです。
ストック型ビジネスの大前提として、自分の作った成果物が人目につく必要があります。
コンテンツをストックしていって、そのコンテンツから何らかの形で収入を得るというビジネスなので、ほかの人にアクセスしてもらわないといけないわけですね。
で、ブログに書いて公開した記事というのは自分から非公開にするとか、何らかの問題があって削除されるといったことがない限りずっと残り続けます。
なので、もし良質な記事を書くことができた場合、ずっとアクセスされ続けるということもあり得るわけですね。
アクセスされる記事から何らかの形で広告収入を得ることができれば、その時点で収入源の出来上がりです。
この時点でストック型ビジネスとしてブログは良い選択肢に思えます。
さらに、ブログを持つというのは、ある意味で自分専用のメディアを持つということなんですね。なんせ自分のブログには自分の記事しかないわけですから。
しかも、ブログを利用して自分のほかの活動の宣伝もできたりします。
例えばブログ以外にYouTubeをやっている場合、自分のブログ内で自分のYouTubeの宣伝をしたりって感じですね。
そんな具合に、自分専用のメディアでありつつポータルサイトみたいな役割まで持たせることができるので、個人でできるストック型ビジネスとしてブログはかなりいいと思っています。
YouTube
お次はYouTubeで、これまたストック型ビジネスの定番ですね。
YouTubeにあげた動画も、ブログに書いた記事と同様、基本的にはインターネット上、特にYouTube上に残り続けるので、アクセスされ続けることがあり得るわけですね。
そして、チャンネル登録者や再生時間の条件を突破すれば広告収入が得られるというわけです。
なのでこちらもストック型ビジネスとして優秀です。
また、関連動画やあなたへのおススメといった機能のおかげで、個人的にはYouTubeの方がブログよりアクセスされやすいんじゃないかと思っています。
ブログへの流入って基本的にGoogle検索でたどり着くパターンとブックマークなどからアクセスするパターンの二つがあります。
前者は気になることがあって知らべた結果たどり着いたパターンで、後者はそのブログ自体が好きでアクセスするってパターンですね。
YouTubeでこれらに対応するのがそれぞれYouTube上での検索とチャンネル登録です。
で、YouTubeの場合これにさらにあなたへのおススメや関連動画からアクセスされるってパターンがあるんですね。
動画を観終わった後のレコメンドだったり、概要欄の下の方に書いてあるあれですね。
これに対応するアクセスパターンってブログでは基本無いと思っていて、しかも関連動画からのアクセスって意外と多いんですよね。
そのおかげでYouTubeはブログよりアクセスされやすいと思っていて、この点はブログに対するYouTubeのメリットなんじゃないかなと思います。
ただ、うまく関連動画に載ったりチャンネル自体に興味を持ってもらうためには、ある程度ジャンルを絞るなどの工夫も必要でその辺が結構難しかったりもします。
まあその辺りはブログにも言えることですけどね。
ちょっと話がずれましたが、そんなわけでYouTubeも個人でできるストック型ビジネスとしてとても優秀だと思っています。
スマホとPCさえあれば初期投資ほぼ0で始められて、ランニングコストも0なのでそういった面でも素晴らしいですね。
アプリ開発
個人でアプリを開発して公開する、というのもストック型ビジネスとして有用だと思います。
わかりやすいのはスマホアプリで、開発したアプリをAppstoreやGooglePlayなどに公開することで広告収入などを得ることができます。
また、アプリ自体を有料で販売する場合、その料金も収入になるでしょう。
アプリ開発関しては、プログラミングやUIの知識などが必要になるため、誰でも行えるわけではないです。
これらの知識があったとしても多くダウンロードされるアプリを作るのってめっちゃ難しいことだと思うので、ブログやYouTubeより難易度はかなり上なんじゃないかと思います。
とはいえ、個人でも実現可能ではあるので、ストック型ビジネスの選択肢としてはありだと思います。
コンテンツ販売
最後に、自分の知識や経験を有料のコンテンツとして販売するという方法で、最近だと結構増えてきているパターンだと思います。
これはいわゆる有料のnoteやUdemyなどでコンテンツを販売する、というパターンを想定しています。
内容としては何らかのノウハウ系やハウツー系といいますか、自分の得意分野に関する知識や考え方、方法論などを紹介・説明するってパターンが多いイメージです。
分野としては、Udemyは学問的な内容やビジネス的な内容が多く、noteはそれらも含みつつもっと幅広い分野のコンテンツ(例えばゲームの攻略やコツ、何かしらのレビュー等)があると思っています。
また、noteは文章形式、Udemyは動画形式と、コンテンツ自体の形式が異なるのも大きな違いですね。
とはいえ、自分の知識や経験をコンテンツとして販売するという大枠自体は共通なのかなと思います。
どちらも作成したコンテンツがUdemyなりnoteなどに残り続け、ストックされていきます。
多趣味な人だったり、勉強や仕事を頑張ってきたって人はコンテンツ販売にチャレンジしてみるのもいいんじゃないかと思います。
これまでの経験や知識を、人に伝わりやすいようにまとめるって作業をする過程で知識の整理になるので、その人自身にとっても有意義だと思うんですよね。
で、どうせならまとめたものをコンテンツとして販売しちゃえって感じですね。
コンテンツ販売に関しては自分はやったことはないのですが、いつかチャレンジしてみたいです。
個人でできるストック型ビジネスとしてパッと思いつくのはこんなところでしょうか。もちろんほかにも色々とあるでしょうが、すぐに思いつくのはこんなところでした。
実際個人でもビジネスとして行えそうか?
いくつかストック型ビジネスの例を挙げてみましたが。
以下では、実際にこれらを「ビジネスとして」行えそうか、言い換えると、ある程度まとまった収益をコンスタントに発生させられそうか、という観点で個人的な意見を書いてみようと思います。
多くの人に価値を感じてもらえることができれば可能
とても当たり障りのない結論になってしまうのですが、多くの人に価値を感じてもらえるコンテンツを作ることができれば、個人でもストック型ビジネスで収益をあげることは十分可能だと思います。
ただ、大前提である、価値を感じてもらえるコンテンツ作りというのがとても難しいというのが現実的な問題でしょう。
テーマ選びから始まって、コンテンツ自体のクオリティももちろん重要です。
また、いくら良質のコンテンツを作ることができたとしても人目に触れることがなければ話にならないので、マーケティングというか宣伝みたいなものもした方がいいかもしれません。
ストック型とはいえ、一つコンテンツを作ったらそれで終わりではもちろんなく、継続的にコンテンツを作ってどんどんストックし続けていく必要もあります。
とまあこんな感じで、個人でもストック型ビジネスは行えると思いますが、そのためには良質なコンテンツを継続的に作る必要があって、結構大変だろうなというのが個人的な意見です。
テーマを絞るのが重要
個人でストック型ビジネスをやってみる際に、コンテンツの質を上げるのはもちろん大事なことです。
さらに、それと同じくらい重要な事としてテーマ選びがあると思っています。上の方でも少し触れましたね。
テーマそのものが重要というより、軸をしっかりと持ってブレの少ないコンテンツを作るのが大切です。
つまりあれもこれもと手を広げるのではなく、いくつかのテーマに絞ってコンテンツを制作したほうがいいってことですね。
なんで軸を持つのが大切かというと、テーマを絞ってコンテンツを作成することで、そのテーマに関心を持った人がファンになってくれる可能性が高まるからですね。
具体例として、気になっているヘッドホンのレビュー動画をYouTubeで探しているというケースを考えてみます。
良い感じのレビュー動画が見つかったとして、その人の他の動画も大部分がヘッドホンに関するレビュー動画だったとしたら、今後もヘッドホンのレビューをしてくれるかもと期待するでしょう。
その結果、チャンネル登録につながるかもしれません。
一方、別のレビュー動画が見つかったとして、その人の他の動画はゲーム実況だったりVlogだったりと一貫性がなかったとします。
その場合、視聴者は、「今回はたまたまヘッドホンのレビューをしただけなのかな?」と思うでしょう。
その結果、ヘッドホンのレビューを求めてその動画にたどり着いた人はチャンネル登録をしてくれない可能性が高いです。
こんな感じで、テーマを絞ってコンテンツを作ることで、そのテーマに関する情報を求めている人にしっかりとリーチできるようになるんですよね。
逆に軸がブレブレだと、うまくリーチできないだけならまだしも場合によってはファンを失うことにもなりかねません。
それまでレビュー動画メインだった人がいきなりゲーム実況をあげた場合、「なんだレビューはもうしないのか。じゃあ登録解除しよう」ってなったりするかもしれないってことですね。
ちなみに、自分の場合、このブログにしろYouTubeにしろテーマをあまり絞り込めていないのは完全に失敗だったなって思っています。
今からでももう少しテーマを絞ろうかなって思ったりしています。
中にはいろんな事に興味を持っているからテーマが絞れない!って人もいるかもしれません。過去の自分もそうでした。
そんな人へのアドバイスとしては、多少なりとも収益を意識するならそれでもテーマは絞った方が良い、というものです。
そもそもとして、ブログにしろYouTubeにしろ、多分noteやUdemyなんかもそうだと思うんですが、コンテンツ制作って思っているより時間がかかります。
なので、このテーマもあのテーマもやりたい!って思っても多分時間が足りないと思います。
その結果いろんなテーマを中途半端にやるくらいなら、ある程度テーマを絞ってコンテンツを作るのがいいんじゃないかなと。
それでも色々やりたいんだ!って人は、テーマごとにチャンネルなりブログなりを分けるのが無難でしょう。
よく言われるアドバイスではありますが、よく言われるアドバイスなだけあって本質的だなと思います。
普遍性の高いテーマを選べるとよい
コンテンツのテーマとしては基本的には自分の興味関心のあるものを選べばいいと思っています。
その前提の上で、強いてテーマの選び方についてアドバイスみたいなことを書いてみると、ある程度普遍性の高いテーマを選べると良いのではないかなと最近思っています。
普遍性の高いコンテンツの例としては、例えば学問系だったり筋トレ系みたいな、時間経過したとしても価値が下がりにくいコンテンツですね。
例えば二次方程式の解き方や腕立て伏せのやり方みたいものって時代が変わっても大きくは変わらないですよね?
逆に普遍性の低いコンテンツとしては、スマホのレビューとかがあると思います。
例えば最新のiPhoneのレビュー動画は、次のiPhoneが出たらあまり観られなくなるはずで、そういった意味で普遍性は低いかなと。
なので、コンテンツの価値を長くするという意味で、普遍性の高いテーマを選べると理想的なんじゃないかと思います。
副業感覚でストックしていくのが無難
ストック型ビジネスについて長々と書いてきましたが、最後に自分なりの結論を書いてみようと思います。
個人的には、個人であっても何らかの形でストック型ビジネスをやっておくというのはとてもいいと思っています。
初期費用やランニングコストのかからないものを選べばやり得じゃないですかね。
もしうまく収益化できなかったとしても、損はないですからね。損はないのにワンチャンあるならやってみようの精神です。
ただ、ビジネスとして専業を目指すとなると話が変わってくるので、あくまで副業感覚で、収益が出たらラッキーくらいの気持ちで行うのがいいんじゃないかと思います。
まとめ
ということで、今回は個人でできそうなストック型ビジネスについて、個人的な意見なども含めて色々と書いてみました。
ビジネスとして収益を発生させるのはもちろん難しいことですが、収入が発生したらラッキーくらいの気持ちでチャレンジしてみるのはとてもいいんじゃないかと思います。
この記事を読んだあなたも是非チャレンジしてみましょう!
ということで、ではまた別の記事で!
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