AIを搭載したBingとEdgeに期待すること

おはようございます、じゅにあです。

AIを搭載した新しいBingとEdgeを Microsoftが発表したというなんとも面白そうな記事を読んだので、今回はこの話を聞いて感じた自分の感想などを書いてみようかなと思います。

ちなみに自分が読んだ記事はこちらになります。

Gigazineの記事

リンク先の記事には、Microsoftからの発表へのリンクなどもあるので気になる方は是非そちらもどうぞ。

では早速本題に入りましょう。

タイムリーな検索ができること

まず新しいBingとEdgeに期待することの一つめとして、タイムリーな検索ができるということが挙げられます。

現在のChatGPTではリアルタイムな検索ができない

今回Bingに搭載されるAIはChatGPTをベースとした人工知能モデルのようですが、現在のchatgptではリアルタイムな質問をすることができません

より正確にいうと、リアルタイムな質問をすることはできるのですが、答えてくれません

リアルタイムな質問っていうのは、例えば現在の天気とか電車の混雑状況とかそういった類のものですね。

また同様に未来の事に対する質問、例えば明日の天気とかについても答えてはくれません。

これはChatGPTが膨大なデータを基に学習した結果としてできた人口知能モデルであり、学習した事から回答を導き出すから、そしてリリース時点で学習自体は終了しているからです。

ChatGPTとは

OpenAI社が開発した人工知能モデルで、自然言語による質問に対して極自然な回答をしてくれます。自分も少しだけ触ってみましたが、かなり色々なことができそうです。

なので、ChatGPTにリアルタイムなことや未来のことを尋ねても答えられないというわけですね。

検索エンジンに搭載されることでリアルタイム検索が可能になるかも?

一方、検索エンジンにChatGPTを搭載した場合、この限りではなくなるんじゃないかと思っています。

というのも、インターネットで何かを調べる時ってリアルタイムなことや未来のことも当たり前に検索しますよね?

それこそ現在の気温や明日の天気予報、1ヶ月後の飛行機の空席状況とか。

これらは当たり前に調べられる事柄なので、これらの質問に答えられないのは検索エンジンとして非常にまずいわけです。

なので、ChatGPTを搭載したBingではこういった質問にも答えてくれると思われます。

ただ、これはあくまで検索エンジン側の機能で実現されることで、こういった質問に答えるためにChatGPTが使われる事はないかもしれません。

とはいえ、検索エンジンでの検索とAIへの質問をどちらも同じブラウザからする事が出来るようになると考えれば、それだけで十分価値はあると思います。

調べたい事・聞きたい事によって一々検索ページとChatGPTを行ったり来たりするのは単純に面倒だし、どちらを使用するのが最適なのか判断しづらい場面もありますしね。

使いやすいChatGPTのインターフェースになること

ChatGPTを搭載したBingとEdgeに期待することの二つ目は、ChatGPTの使いやすいインターフェイスになってくれる事です。

インターフェイスって言葉が正しいのかはちょっとわからないんですが、要はEdgeを通して簡単にChatGPTに触れるようになるといいなってことですね。

現在はサイトに訪れる必要がある

現状ではChatGPTを使うためにはOpenAIのサイトにアクセスし、会員登録をする必要があります。

登録自体は簡単に出来るし、何かをインストールしたりする必要もないので、そこまで大変ではないんですが一手間あるのは確かです。

ほんの少し試してみたいなーくらいの人はこの手間を惜しんで結局試さずじまい、なんて事も大いにあると思います。

ブラウザに搭載されることで使いやすくなる

ChatGPTがEdgeに搭載された場合、普通にブラウザを利用するだけでChatGPTを利用できるようになるはずで、使用するためのハードルが非常に低くなります。

これにより、ちょっと気になってたけどわざわざ登録するのもなぁと思っていた人でも気楽に試せるようになるはずです。

これまで利用していた人にとっても、ブラウザを起動するだけで利用できるというのは割と便利だと思いますね。

また、ブラウザに組み込まれることにより、そもそもChatGPTを知らない人でも自然に使えるようになるというのも良いですね。

AIに限った話ではないんですが、ソフトウェアって多くのユーザに実際に使われてフィードバックを受け取ることでどんどん良くなっていくのでね。

AIからの提案もあれば尚良い

ChatGPTがこれだけ話題になった理由として、単純な質問への回答だけではなく、何らかの手順などもAIが教えてくれるからというものがあります。

例えば、ある程度長い文章を読ませてその要約を書かせたり、実現したい機能を指定してプログラムのソースコードを書かせたりですね。

で、これらの機能がEdgeを通して実現できれば最高だなと。

普通ブラウザって何かを調べたらその答えが載っていそうなサイトを教えてくれるものですが、それとは別にAIによる回答も出るんだとしたらかなり便利そう。

実際のところ、Bingの中でどのようにAIが使われるのかがわかっていないので何とも言えませんが、わざわざ検索エンジンにAIを搭載するということはこういった使われ方になるかなーと予想しています。

ブラウザの多様化・進化

AIが搭載されたBingやEdgeに期待することの三つ目は、ブラウザの多様化や進化を加速させるのではないかということです。

現状ではGoogleが強すぎる

正直言って、特にWindowsPCのブラウザや検索エンジンにおいて、現状ではGoogleがあまりにも強いと思っています。

もちろん今でもEdgeやFirefox、Operaといった多くのブラウザは存在していますが、シェア的に圧倒的なのはGoogle検索でありGoogle Chromeです。

Safariもかなりユーザが多いですが、ほとんどがAppleユーザなのでちょっと特殊ですね。

Appleはいい意味でも悪い意味でも独自路線が多いイメージで、しかもAppleファンが多いのでその分ユーザ数も多いといった感じ。

実際Chromeは使いやすくプラグインも豊富で優れたブラウザだと思います。

しかし、競合が少なければその分技術の進歩が遅くなる恐れがあります。

いいライバルがいて、お互いに切磋琢磨した方が進歩が早くなりそうというのはごく当たり前の予想ですよね。

検索エンジンについてはもっと顕著でしょう。

Yahooでググるとかいう冗談なのか本気なのかわからない言葉もありましたが、実際に多くのユーザがインターネット検索にはGoogle検索を用いています。

新しいBingとEdgeに期待

今回発表されたAI搭載のBingおよびEdgeにより、そんなブラウザ界が変わる可能性が大いにあると思っています。

ブラウザや検索エンジンのシェア自体が塗り替わるかは正直わからないですが、少なくともGoogle一強ではなくなるんじゃないかなと予想しています。

検索エンジンに高度なAIを組み込むと言うのは、それくらい面白く価値のあることに感じました。

AIによる提案って他のブラウザや検索エンジンでは多分出来ないので独自性は十分で、しかも物珍しいだけはなく実用性もしっかりあるとくれば乗り換える理由には十分です。

特に検索エンジンについては、細かいアルゴリズム変化とかはあったものの、ユーザ目線では何年も目新しい変化がなかったですしね。

変化がないどころか、適当なまとめサイトとかが上位表示されたりと、Google検索に関しては劣化してるんじゃないかとさえ思えます。

そんな状況で画期的な新機能を携えたブラウザがあるなら少なくとも一回は試してみたくなるというものです。

Googleの人工知能にも期待

そんな状況に危機感を覚えた…のかは知らないですが、Googleも人工知能を用いたチャットbotバードを開発中のようです。

具体的にどんなものになるかはわかりませんが、恐らくGoogle検索にも組み込まれるようになるでしょう。

そしてBingとGoogle検索のどちらにもAIが搭載されるようになったら、検索エンジンはAIを搭載する、というのがスタンダードになっていくと思います。

こんな感じでお互いに競い合ってくれれば、技術もどんどん進化していくし、ユーザ体験も間違いなく向上するので、Googleの人工知能にも非常に期待が高まります。

まとめ

ということで、今回はMicrosoftがBingにAIを搭載するというニュースを読んで感じた感想を書いてみました。

AIが搭載されたBingやEdgeはもちろん楽しみですが、それを受けてGoogleのバードがどの様になるかも非常に楽しみです。

今後はブラウザに限らず様々なソフトウェアにAIが搭載されていくと思うので、それらの動向もチェックしたいですね。

例えば動画編集ソフトに優秀なAIが搭載されたりしたら、動画編集がかなり簡単になりそうだし色々楽しみですね。

ではまた!

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